カタルーニャ州都・バルセロナで開催中の聖エウラリア祭りでは、同州の歴史ある伝統的な人間塔組み上げの途中で、塔を完成する役割を持つてっぺんに登った8歳児(アンシャネータ)はイベントの一環として、市役所のバルコニーに引き上げられる予定で、そのため布を掴むが墜落する羽目に。
息を呑む数秒だが、幸いに墜落事故の被害者である8歳児は無事だった。その時、バルコニーにいた州国民党のアルベルト・フェルナンデス党員も同瞬間を違うアングルから録画していた:
カスタリェース(Castellers)とは、カタルーニャ地方で200年以上続く民族的な風習である。規模によって数百に及び得る男女集団が隙間なくベース(土台)を作り、その上に3人ほどの「段」を組み上げ、できるだけ高い人間塔(カステイ、カタルーニャ語で城を意味する)を目指す。また、塔の組み上げを完成するには団体に属する「アンシャネータ」と呼ばれる子供がてっぺんに登らなければいけない。先ほど完成と言ったが、塔の無事解体も「カステイ」の成功に必要な条件である。2010年11月16日からはユネスコの無形文化遺産に記載されている。
数日前からスペインを襲ってきた寒波はサルデーニャやベルゲダなどカタルーニャ領のピレネー地方ではここ数十年に見ない大量の雪が降った。
塔を完成する役割を持つてっぺんに登った8歳児はイベントの一環として、市役所のバルコニーに引き上げられる予定で、そのため布を掴むが墜落する羽目に。
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