12月22日、スペイン 首都マドリードのテアトロ・レアル(Teatro Real、王立劇場)から、国の重要イベントである「クリスマス宝くじ」の抽選が行われた。
抽選式自体はこの時期の中でも かなり期待高まるイベントで、国立テレビで放送される。00000番から99999番まで刻まれている100,000個の「番号玉」と当選金額刻まれている1807個の「賞金玉」は、それぞれ2つの「ボンボ」と呼ばれる丸い鳥かごの形をした容器に流し入れる。ボンボを回して出てくる番号と賞金の組み合わせが当選番号となる。
*ボンボはこんな感じ。番号玉10万個入りの方がとりわけ大きい
また、クリスマス宝くじの 最大の特徴と言えば、やはり番号と賞金額の玉が出る度にそれを拾い読み上げる、マドリードに位置するサン・イルデフォンソ学院の生徒たちである。独自的で単調なリズムは「読み上げる」より「歌い上げる」と言った方がいいかもしれない。しかし今年は、ある女子が熱情的になりすぎて、公証人の笑いと観衆の拍手を呼び起こした:
「太いの」を意味する「 エル・ゴルド」と呼ばれるクリスマス宝くじの1等当選額は目眩を呼び起こしかねない400万ユーロ(約5億3600万円)なのだが、スペイン宝くじの性質上、実質その1割の40万ユーロと読み取っても良い。なぜかというと、スペイン宝くじではクーポン1枚は本来200ユーロもする(約2万7000円)。かなり高価であるため、クーポンは10枚の「デシモ券」に分割される寸法。普段、みんなが買うのはこちらの20ユーロのデシモ券である。
*今年2017年の「デシモ券」一例
数日前からスペインを襲ってきた寒波はサルデーニャやベルゲダなどカタルーニャ領のピレネー地方ではここ数十年に見ない大量の雪が降った。
塔を完成する役割を持つてっぺんに登った8歳児はイベントの一環として、市役所のバルコニーに引き上げられる予定で、そのため布を掴むが墜落する羽目に。
あなたのコメントを書く