現在、スペイン刑務所で反政府扇動罪の容疑を理由に仮拘束されているジョルディ・サンチェス氏を含む政治家数名の自由を求めるシンボルとして、FCバルセロナの元監督ジョゼップ・グアルディオラ氏は数週間前から上着に黄色いリボンをつけている。これに対して、イングランドサッカー協会(FA)のCEOマーティン・グレン氏は「政治的シンボルの表示は英国サッカーで許可されていない」と述べ、ナチスのスワスチカやイスラム国の旗に比例した。
*コート上でもジャージ姿でも、グアルディオラ監督の黄色いリボンは話題を呼びかけている。
「人々を差別、分離させるシンボルはサッカーにあってほしくない。ダビデの星の様な宗教的シンボルであれ、鎌と槌であれ、スワスチカであれ、そんな物は我々のスタジアムに表示されたくない」と指摘した。更に、「はっきり言うと、グアルディオラ氏がつけている黄色いリボンは政治思考に匹敵する、カタルーニャの独立を望むシンボルとして見とられる。これに腹を立てているスペイン人は多数いる。ならば限界はどこにあるのだ?UKIP(イギリス独立党)のバッジをつけている人は良いのか悪いのか?イスラム国の旗を持ってくる人は?」と厳しくコメントする。
一方、グアルディオラ氏は「つけているのは独立を話題にするためではなく、無罪の人々が不公平に拘束されているからだ」と主張し、クラブに支障をきたさない限りリボンを外さない姿勢を示唆した。これに対して3月9日、同協会はマンチェスター・シティの監督に2万ポンド(約296万円)の罰金を課した。
自由権侵害の賠償金として9000ユーロの支払い命令をスペイン政府に出した。
「つけているのは独立を話題にするためではなく、無罪の人々が不公平に拘束されているからだ」と主張
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