前回に続き、自治州別のクリスマス料理の一部を見ていきましょう!気づいている方がいると思いますが、年末年始のスペインでは濃厚スープやシチュー(プチェーロ)が多く食べられ、重たい肉や魚料理も欠かせない。砂糖たっぷりのお菓子も忘れずに。
・カタルーニャ州
地中海料理を取り入れているカタルーニャでは、クリスマスに必ずと言ってもいいほど、特徴のあるパスタ「ガレッツ」を使ったスープ(Sopa de galets)が出される。また、地方では主に11月から顕著に見れるお菓子、パナイエーツ(Panellets)もクリスマスで健在。これらは砂糖、卵、粉アーモンドを混ぜたペーストを中心に、卵の黄身を塗って具をつけたら、オーブンで焼き上げて冷ます。写真の左右端で見れる、松の実をつけるのが一般的だが、最近はコーヒー味など斬新なパナイエーツもある。
・ラ・リオハ州
冬期でしか味わえない地方独特の アーモンド付きカルドン煮がもちろんのこと、クリスマスディナーでは皮パリパリ、肉がとてもジューシーな豚の丸焼き料理、「コチニーヨ」がリオハ名産ワインと共に出される。
・アラゴン州
アラゴン州ではオーブンで焼きあがった羊肉、あるいは 栗、すもも、デーツなどを詰めたチキンはクリスマス時期によく食べられる。また、アーモンドとキャラメルでできたギルラーチェ(Guirlache)というお菓子もアラゴンのみならず、バレンシアやカタルーニャでも大人気。
・バレンシア州
バレンシアといえばパエリアと思われがちだが、クリスマス・ディナーで良く食べられるのは卵、パセリ、松の実、豚肉もしくは牛肉で練ったずっしりとした 肉団子が入ったプチェーロ。
・ムルシア州
ムルシアではこの時期になると、海の幸からはじめ、 そら豆と生ハムの炒め物(アバス・コン・ハモン)で続いて、伝統的な子ヤギのローストで締めくくるメニューは珍しくない。柑橘類のエッセンスとアニス酒を使ったクリスマスケーキも特徴的。
・バレアレス諸島
バレアレス各島でも違った伝統が確認できる。マヨルカ島では、 ひき肉を詰めたパスタを主役にするスープ、イビサ島ではアラブ発祥の「サルサ・デ・ナダル」と呼ばれるアーモンドミルク、またメノルカ島では牛脂、蜂蜜、砂糖、パン粉、アーモンドで作られるクスクッソ(Cuscusso)というお菓子が定番。
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州独立旗を投げてスペイン国家警察を倒し、空飛ぶ憲法155条を避けながら逃亡先のブリュッセルから州都バルセロナを目指せ!
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