7月26日、イビサ島でクアッドを走りながら自動車に追突され重傷を負ったスペイン伝説的ロードレーサー、アンヘル・ニエト元選手(70)は同島の「Nuestra Senora del Rosario」総合病院で人為的な昏睡状態にされ、集中治療室で観察され続けてきた。
8月2日まで、アンヘル・ニエト氏の容態は安定しており、特に問題なく好転したと見られていた。病院側の報告では、昏睡状態から目覚めはじめたとさえ記されていたが、昨夜の大規模な脳浮腫の出現による急変の容態悪化が起こり、重篤状態に陥る。すぐに手術・治療を施されるが、スペイン現地時間19:00頃に息絶える。
*12+1世界タイトル持ちの覇者、アンヘル・ニエト。写真はEduard Omedesから。
アンヘル・ニエトはロードレース世界選手権の軽量級クラスで大活躍し、1969年から1984年まで、50ccの6タイトルと125ccクラスの7タイトル、合計13もの世界タイトル(彼は13を縁起が悪いと考えているため、13と言わずに12+1勝と言っている)を獲得した。
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